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W杯アジア最終予選、日本-イラン戦

日本、首位で予選通過 イランに雪辱果たす

W杯出場は既に決定している両者の対戦となりましたが、イランに勝ちたいジーコは3-5-2で普段のレギュラーメンバーをフルで起用。東アジア選手権での教訓が生かされているとは思えない布陣でした。それにジーコは海外組が不在の状況では、4-4-2をチョイスすることはありえないことも見えました。

前半から攻めていたのはやはり日本。イランのディフェンスラインをサイドから崩していきますが、なかなかゴールを奪うことが出来ません。しかし、玉田のサイドの切り崩しは良かったですね。先制点もその玉田の突破から、中央へのグラウンダーのクロスがこぼれたところへ加地がつめてゴール!キーパーと競った大黒も良かったですが、加地のポジショニングも見事でした。

攻められている中でもイランの怖さを見せたのはFWダエイ。前半44分の狙いすましたシュートはポストに嫌われるものの、GK川口は反応することができず。DFとMFの間でボールを持った相手に対するアプローチができていないことに一抹の不安を感じながら後半へ。

後半からイランはレギュラークラスであるハシェミアンらを投入。攻撃姿勢を強めますが、何とか日本のDFラインが守ります。そして2点目はCKから大黒のヘディングがクリアされたところにキーパーの体が当たって得点になるという何ともラッキーな形。あれは大黒の得点というよりオウンゴールじゃないか?と思わないでもありませんでしたが。

その2点目から3分後にダエイの凄みを再び見ることに。右サイドからのパスをエリア中央で絶妙のトラップから反転してシュートに持ち込むダエイ。ボールに体が届かない中澤はファウルでしか止めることが出来ずにPK献上。きっちりダエイに決められました。まあ、パスを送った選手に対するケアが中途半端になってしまったのが失点の原因だと思うのですが、運動量が落ちてきた時点でDFラインかボランチの選手を交代させていれば防げた失点かも知れません。この失点の後に今野&阿部のボランチコンビを投入したのは少々遅かったのかも。短い時間で精一杯アピールする姿勢は評価できますが、それ以上のものを残せなかったのは残念です。

結果として2-1で勝利できたのは良いのですが、前々から残っている課題はそのまま。バックアッパーに関して、特にサイドは層の薄さをカバーできるだけの起用がされたとはお世辞にもいえないでしょう。これからの親善試合で、若手の積極的な起用、A代表とB代表の融合を図っていってほしいものです。
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あと、気になったのは三都主と小笠原の連携。三都主が珍しく左サイドをフリーで上がっていっても小笠原は無視するように密集している右サイドへボールを出しているし、同じ左サイドにいる状態でも小笠原は三都主のフォローをしないし、三都主へのボールは精度が無いしで大変です。小笠原もクラブとの軋轢で精神的にきているにしてもプレーに精彩を欠いていましたね。どっちもどっちですが・・・3-5-2なら村井を使ってよと言いたいです。

後半40分過ぎの三都主のきりもみシミュレーションには笑わせてもらいましたw
by shock226 | 2005-08-17 22:27 | 日本代表


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