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財政危機がクラブの将来を決める

メッシーナの登録を拒否

イタリアサッカー連盟(FIGC)は15日に理事会を開き、財政状況に問題があるとの理由で、トリノメッシーナをセリエAから除名する決定を下しました。また、ペルージャサレルニターナもセリエBから除名されるほか、それより下のリーグでも複数のクラブが同様の理由で処分の対象となっているそうです。この決定に対し、トリノ・メッシーナ両クラブとも異議申し立てをする準備があるとしており、除名問題は長期化しそうです。

仮に控訴が棄却されて除名された場合、トリノの代わりにセリエB5位のトレヴィーゾが、メッシーナの代わりにパルマとのプレーオフで敗れたボローニャがセリエAに上がるチャンスがありそうです。2002年にはフィオレンティーナが経営破たんから4部に降格される処分があり、クラブに対する監査は一層厳しくなっています。パルマ、ラツィオ、ローマも財政難に苦しんでおり、明日は旧フィオレンティーナのようになってしまうかも・・・全てのクラブが健全経営できるようになれれば問題ないのですが。バブル期のツケを返せないクラブで溢れているようです。

フランツァ会長(メッシーナ)のコメント
「シチリア州には納期延長の申請が受諾された。何も問題はないはず」
(メッシーナは1400万ユーロ(約19億円)の税金を未納)
「イタリア・オリンピック委員会や行政に訴えてでも争い続ける」

ティッリ・ロメロ会長(トリノ)のコメント
「楽観的になっているわけじゃないけど、現実問題として、私たちはセリエAに残れるだけの手段を持っているし、必要条件も満たしていると思う」
by shock226 | 2005-07-17 02:58 | イタリア


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