マンUの支配権を掌握 NFLのオーナー
今回標的となったクラブは、イングランドプレミアリーグ名門中の名門、マンチェスターユナイテッド。この買収劇の主役は、アメリカの富豪でNFLタンパベイ・バッカニアーズのオーナーでもあるマルコム・グレーザー氏(右画像)ということです。 グレーザー氏はこれまで28.1%の株式を保有していましたが、筆頭株主のジョン・マグニア、J.P.マクマナス両氏からマンU株式の28.7%を2億2700万ポンド(約450億円)で買い付けることに成功、株式保有率をおよそ70%としたそうです。 今後もグレーザー氏は株式の買収を進めるとしており、保有株式が75%に達するのも時間の問題とされています。同氏の株式保有率が75%を超えるとマンチェスターUの経営の実権を握ることになり、上場廃止することが可能になります。90%を超えると強制的に買い付けすることができるとのこと。 関係者によれば、実際の経営に携わるのはグレーザー氏の息子、ジョエル氏であり、同氏はすでに、マンチェスターUのチーフ・エグゼクティヴを務めるデイヴィッド・ギル氏に支配権の交代を電話で伝えているそうです。ギル氏を含む役員は留任の見通しですが、非常勤役員とロイ・ガードナー会長は退任する可能性が高いということです。 ここで問題なのは、グレーザー氏がサポーターに全く支持されていないことでしょうか。元々同氏は数回マンチェスターUに対して買収のオファーを行っていますが、借入額が多いことによりいずれも拒否されています。今回の買収によってマンチェスターUが債務を負うことや、チケットの高騰などにつながることを危惧するファンも多いようで、チェルシーを買収したアブラモビッチ氏のように事はスムーズに運ばないでしょうね。アブラモビッチ氏はクラブの借金をポケットマネーで肩代わりしてくれましたが、グレーザー氏は借金と共にマンチェスターにやってくるのですから。 ファーガソン監督は以前から買収に反対しており、場合によっては監督辞任(解任?)という線も考えられるのではないでしょうか。サポーター・監督・経営陣を含めて大揺れのマンチェスターU。これだけ周りが騒がしいと、選手も落ち着いて試合ができないでしょう。これからのマンチェスターUが心配です。 この買収に対するファンの声 「マンUのサッカーを知らないくせに。ただ(マンチェスターUの)ブランドと金儲けに興味があるだけじゃないか」 「ファンがいなければ、収益もない」
by shock226
| 2005-05-14 04:32
| イングランド
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by shock226
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