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ドイツW杯のシード国が決定

ブラジルなどシード W杯1次リーグ抽選方式

2006年W杯組織委員会は6日、組み合わせ抽選会でのシード8カ国に、開催国ドイツ、前回優勝国のブラジル、イングランド、スペイン、メキシコ、フランス、アルゼンチン、イタリアが決まったと発表しました。各ポッドの配分も決定しました。組合せは以下の通りです。


第1ポッド(シード国)
ドイツ
ブラジル
イングランド
スペイン
メキシコ
フランス
アルゼンチン
イタリア

第2ポッド(オセアニア・アフリカ・南米)
オーストラリア
ガーナ
コートジボワール
チュニジア
アンゴラ
トーゴ
エクアドル
パラグアイ

第3ポッド(シード以外のヨーロッパ)
クロアチア
チェコ
オランダ
ポーランド
ポルトガル
スウェーデン
スイス
ウクライナ

第4ポッド(アジア・北中米)
イラン
日本
サウジアラビア
韓国
コスタリカ
トリニダード・トバゴ
アメリカ
セルビア・モンテネグロ(特別枠)


このポッド配分は、W杯の過去2大会の成績と過去3年間のFIFAランキングをもとに決められたそうです。シード国は1次リーグ8組に分散され、ドイツはA組、ブラジルはF組に入ります。抽選は「同じ組に欧州勢は2チームまで」「同一大陸連盟からの代表は同じ組で重複しない」というルールで行われます。したがって、欧州勢の中で最新世界ランキングがもっとも低いセルビア・モンテネグロが欧州以外のシード国と同組となります。日本は・・・どこに入っても苦しそうだなぁ。せめてスペイン、メキシコの組だったら多少くじ運はいいのかも。





なぜ抽選3日前までシード国が決まらなかったのか、面白い考察があったのでご紹介。
(スポマガVol.1403より抜粋)

第1シードになれるかどうかは、グループステージ勝ち抜けを左右する重要な問題です。今回は4つの選定基準で、各国の利権や政治的な駆け引きやせめぎあいがあったそうです。


1:フランス98、日韓2002と同様、過去3回のワールドカップの成績60%、過去3年間のFIFAランキング40%の比重で決定

この計算だとオランダがシード権を獲得し、日韓W杯でグループステージ敗退してしまったフランスがシード落ち。


2:過去2回(3回ではなく)のワールドカップの成績60%、過去3年間のFIFAランキング40%の比重で決定

この計算では、フランスがシード。日韓W杯に出場できなかったオランダがシード落ち。


3:FIFAランキングのみによって決定

ランキングで見るとチェコ、アメリカが入り、替わりにイタリアとイングランドが落ち。


4:過去のワールドカップでの実績とFIFAランキングを参考に、FIFAと実行委員会の判断によって決定

営業上のメリットを考えると、メキシコ、チェコ、アメリカを外して、フランス、イタリア、イングランド、オランダを入れたかったみたいですが、さすがにこの無理は通せなかったのでしょうね。


実際に採用されたのは2の方法だったわけですが、少なくともフランスのほうがオランダよりFIFA内部の政治力が強いということが分かってしまいました。いつも通りの方法であれば落とされたのはフランスです。ドイツの隣国でもあり、集客力が見込めるオランダをあえてシードから外させる力があるんですね。しかし、これでシード国がオランダと当たる可能性が高くなったわけで、もしフランスと同組になって、けちょんけちょんに負かしてしまったら、皮肉以外の何者でもないのかも知れません。
by shock226 | 2005-12-08 14:26 | ナショナルチーム


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