2日にオランダのユトレヒトで、ワールドユースの決勝戦が行なわれました。初のアフリカ勢制覇を狙うナイジェリアはフィジカルでアルゼンチンを圧倒、優位に試合を進めていきます。この世代はフィジカルの優劣がはっきり出ることを改めて感じました。しかし、肝心のフィニッシュが決まりません。
スコアレスのまま迎えた前半40分、アルゼンチンFWメッシがカウンターから50メートルのドリブル突破でナイジェリアのペナルティエリアへ侵入し、ファウルを受けてPKを獲得。このPKをメッシ自身が決めて先制。 失点から更に攻撃姿勢を強めるナイジェリアは、後半8分に波状攻撃でアルゼンチンを押し込み、右からのクロスをオグブケがヘッド!同点とします。アルゼンチンDFの人数は揃っていましたが、マークがずれたところをフリーで撃たれてしまいましたね。 アルゼンチンは同点とされた後に途中交代で何とかペースを握ると、右サイドで突破を図ったアグエロが倒されてまたしてもPK獲得。これまたメッシが決めて2-1で試合終了。アルゼンチンの2大会ぶり5度目の優勝となりました。 個人的には、フィジカル偏重のナイジェリアにアルゼンチンがチーム戦術で勝利したことは良かったんじゃないかと思います。身体能力で劣っていても、しっかりした戦術理解とビジョンがあれば勝てることを証明してくれたわけですから、日本も負けじと練習して世界の強豪と互角に渡り合えるようになってほしいですね。 フェラーロ監督(アルゼンチン)のコメント 「チーム全員で勝ち取った勝利で、個人的にもうれしいし、祖国にとっても大きな優勝だと思う。メッシはこの試合でも称賛にふさわしい活躍を見せてくれた」 メッシ(アルゼンチン、得点王・最優秀選手獲得)のコメント 「今日は人生で最高の日。ナイジェリアは強力で、試合をコントロールできない時間もあったが、目標の優勝カップを獲得することができた。(個人タイトルは)チームあってのもの」
by shock226
| 2005-07-03 20:00
| ナショナルチーム
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