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Jリーグ開幕戦の混乱に対する協会の反応

日本協会、福西の得点は正当と結論

日本サッカー協会審判委員会のJリーグ対応セクションは、J1開幕戦の横浜-磐田戦で決勝点となった磐田の福西の得点が右手に当たって入ったことを確認した上で「意図的ではなく、正当なゴール」と結論づけ、Jリーグの鈴木昌チェアマンが明らかにしました。競技規則は「ボールを意図的に手で扱う」ことが反則になると定めているそうです。

レスリー・モットラム審判チーフインストラクターのコメント
「ボールは手に当たったが、福西はボールの軌跡を見ていないし、押されてバランスを崩していた。意図的ではないから、得点を認めたのは誤審ではない(?)

その試合のレフェリーの誤審を認めつつ、不可抗力ということで福西に配慮した対応に見えました。きっちり判断すべきは審判団、当然レフェリングで責任を負うのも審判団。ハンドで責められる福西に責任がないことを明確にしたかったのでしょう。福西は故意に反則をする選手じゃありませんし、的確なレフェリングがされていれば、その場で終わったことなのにねぇ・・・

まあ、サッカー協会側がどれだけ正当性を主張しようともFマリノス関係者・サポーターからは一蹴されて終わりそうですが。いらん因縁残しおって・・・それだけ過激なのは浦和と鹿島だけで十分です(ォィ

レスリー・モットラム氏の言い分もわからないではないですが、誤審は誤審。できれば担当審判団に何らかの処分もしくは特別カリキュラムでの指導などの措置が必要だったのではないでしょうか?ここで審判を擁護しても、日本サッカー界にはプラスにならんと思うのですが。


浦和DFアルパイ、2試合出場停止処分

さて、大荒れに荒れたもうひとつの試合、浦和-鹿島戦で鈴木の顔面を鷲掴みにして1発退場になった浦和DFアルパイ。Jリーグ規律委員会は、アルパイに対して2試合出場停止の処分を科しました。この処分で、J1第2節・フロンターレ戦と19日のナビスコ杯1次リーグ・ヴィッセル戦を欠場することになってしまいました。

鈴木の挑発に乗ってしまったアルパイ。カッとなってしまった方の負けと言ってしまえばそれまでなのですが、鹿島の選手のプレーも一部では問題視されているようです。

この試合では、鈴木・岩政・大岩の3選手のピッチに倒れる姿が目立ったようです。その辺にもイライラしたアルパイが手を出してしまったという見方もできますね。

鹿島社長、Jに抗議「非紳士的じゃない」

特に試合中、右足を痛めピッチを離れたDF岩政について、マッチコミッショナーから「非紳士的行為」と報告され、鹿島の牛島洋社長がJリーグに質問状とビデオを送付すると明言したそうです。

牛島洋社長のコメント
「去年の第2ステージでもやられた。担架で運ばれた岩政が、ピッチにすぐ戻ったのが時間稼ぎと言われているが、事実を伝えないと」

ビデオには、浦和DF闘莉王に蹴られた場面があり、足にはスパイクのあとも残っていたという話です。しかし、普段から疑わしいプレーをしているから肝心なところで文句を言われるのでは?と思ってしまいます。プロ選手だから勝利にこだわるのは当然ですが、日本サッカー界の将来のためにも、模範となるようなフェアプレーを心がけて欲しいです。サッカーに憧れる子供も試合を見ています。選手を真似て、子供が頻繁にダイビングするのを見たら引くと思うのですがね。

同じJリーグの試合でも、FC東京-新潟戦のようなスペクタクル溢れる最高の試合(新潟サポから見れば悪夢かも)もあれば、浦和-鹿島戦のような駆け引き重視で後味の悪い試合もあり、ずいぶん複雑な気持ちにさせられた開幕戦でした。
by shock226 | 2005-03-09 05:11 | 国内サッカー


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